大喜利天文台 | |||
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お題 | |||
怪談「とてもアイスが食べたい」の一節 | |||
順位 | 得点 | 投票 | 作品 |
1 | 99 | ○ | そんなの明日にして切った桃食べればいいわけです |
2 | 80 | ○ | なぜかちょっと高いのを買っていくんです |
3 | 75 | ○ | 短いレシートで鼻を拭くのは私だったのです |
4 | 71 | ○ | これは勝ったな、とサンダルを脱いだその時です |
5 | 64 | ○ | 普段は待つ信号も、今日は無視します |
6 | 63 | ○ | 体の大きい人が、とにかく黙ってたのです |
7 | 60 | ○ | でも逃げてたら溶けちゃうので |
7 | 60 | ○ | でも歯と歯の間が開いていく感覚があるんです |
9 | 55 | ○ | そんなアイスは知らないと言ったら、娘の写真を見せてきた |
10 | 53 | ○ | 食感が珍しいとか言ってたのも、最初だけでした |
10 | 53 | ○ | 補充をお願いしても、割り箸が増えただけでした |
12 | 52 | ○ | 木の味が染み出して、俺は終わりに気付いた |
13 | 50 | ○ | ふざけんなって先に食べたらやっぱり変な味で |
14 | 48 | ○ | 無駄なんだけど、みんなのスプーン取り分けたり |
15 | 47 | ○ | そのAD蓋なんか舐めてませんよっていうんです |
16 | 45 | ○ | 僕ですか?僕は賢い子供に嫌われている |
17 | 42 | ○ | そういう心の弱った奴のとこで冷えてんのよ |
18 | 41 | ○ | やっぱりアメリカ以外でこの色のアイスはおかしい、となって |
18 | 41 | ○ | 行くなというやつの口は皆茶色だった |
20 | 40 | ○ | 鍵をぶら下げた子が、前に並んでいたのです |
20 | 40 | ○ | おい頭痛、俺とプールで会わないか |
22 | 39 | ○ | 小指ですくう時、少しだけ興奮してた |
22 | 39 | ○ | この満腹より気持ち悪いのが、キリのいい数で終わらないこと |
22 | 39 | - | パッケージにいるペンギンになって、食べる人を見続ける |
25 | 37 | ○ | このガキ、咀嚼を教わってないのか |
25 | 37 | ○ | 電柱に文句を言った罰なのだ |
27 | 36 | ○ | 棒に「止まれ」とあって、白線のほうを見ると |
28 | 34 | ○ | 魔列車に懐かれた、おはよう |
29 | 32 | ○ | 巫女2人と一緒に自転車を修理した |
29 | 32 | ○ | しまった ここは弱冷房車だ |
31 | 31 | ○ | 俺は戦う男、理由は後でいい |
31 | 31 | ○ | 「来るなあ」と勇気出して食べたらハワイにいた |
33 | 30 | ○ | 知らない歯型に違和感を覚えました |
33 | 30 | ○ | ミュージック・スタート |
35 | 29 | ○ | よく列を見たら、並んだタイヤが濡れているだけでした |
36 | 28 | ○ | 遂にパンツに手を通すと、ぬるいアイスを握らされた |
37 | 27 | ○ | トンネルを吹く風が歯にしみて |
38 | 25 | ○ | 私と和夫さんは近所の銭湯で顔を合わせたら挨拶する程度の間柄でした。 その日も私は季節の湯に浸り日々の他愛ないイザコザで疲れた身体を癒していました。そう、風呂上がりのアイスを楽しむために。風呂上がりのアイスは私にとって麻薬だ。いや、正確には氷菓だがそんなことはどうだっていい。火照った身体をシャキーンと冷やす、シャブも少々嗜むがこれほど「目が覚める」ことはない、チクッともしないし。 季節の湯をたっぷりと味わい風呂から上がり、いざアイスと自販機へ向かうと1人の老人が目を見開き青ざめた顔で震えていて、よく見るとそれは和夫さんだったんです。いつも柔和な笑顔で挨拶してくれる和夫さんがこの世の終わりと言わんばかりに青ざめた顔で全身を震わせ自販機の前でブツブツと何か呟いてる 「も..もぅ..こ..これっ..き..り…」 もう、これっきり。確かにそう呟いているが一体何が?と思っていると、いきなり自販機に小銭を入れ鬼の形相でボタンを叩きまくり落ちてきたアイスを貪り出しました。 「チャパチュパ ズズッ チャパチュパ」 「ズババッ ズババン ズバ ズババーン」 「チュチュチュ ズバー レロッレロッ」 棒に染み込んだ最後の一滴まで飲み干さんばかりに吸いつく和夫さんにようやくいつもの笑顔が戻ってきたので「大丈夫ですか!?」と声を掛けましたが、意気揚々と「もうこれっきりって決めてるんだけどねぇ」と私を無視し全裸で出口へ向かって行ったんです。 老人の加害性ほど厄介な物はないと、一気にキメる気持ちが冷めた私はもう一度入り直そうと後ろを振り返ると、先ほどまで浸かっていた風呂、そして裸の男たちはどこにも見当たらず、全裸の私が小銭を握りしめセブンティーンアイスの自販機の前で佇んでました。 「おかしい おかしい おかしい」って自分を言い聞かせてもそこにいるのは裸の私ただ一人。次第に喉の奥が熱くなりカラカラと身体の水分が蒸発していくのを感じ、このままでは全身が火ダルマになり燃え落ちてしまうと思ったその瞬間、「もう、これっきりだよ」自販機から和夫さんの優しい声が鳴り響いてきたんです。 咄嗟に小銭をぶち込み思いっきりボタンを叩きつけ落ちてきたチョコミントを貪ったその瞬間、私の青春の火蓋が切られました。 |
39 | 24 | ○ | ふすまを開けると天井を見ながら「別腹だね」って笑う彼が居たんです |
40 | 19 | - | すべり台にいた太刀魚が、ドロドロのアイスまみれで降りてきた |
41 | 18 | - | 雪女味のアイスに男は気付けなかった |
41 | 18 | ○ | バックシートを見ると当たり棒だけが落ちていました |
43 | 17 | ○ | 「ザクッザクッ」凍った白くまを刺し続ける音が響く |
44 | 16 | ○ | 表面しか見てないと思われるんだろうな |
44 | 16 | ○ | 4人で分けること想定されなてない |
46 | 13 | ○ | 俺の心の爆弾はいつの日か消えるんすよ |
47 | 12 | ○ | あの白人はどんな反応するのだろう |
48 | 9 | - | お朽ち直しを食べた私だけが体の崩壊を免れたようだ |
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