大喜利天文台
お題

画像で一言
板野さんの作品
日常は、一つの異物で崩壊する。
平和な街で4人が殺された。
これは、この写真を手がかりに事件を追った男の物語である。

事件を追う一人の男がいた。
彼の名前は江戸川ジョナン。
高校生ながら探偵も兼ねていてほとんど金田一少年と言っていい。

最初の被害者は、彼の通う高校から出た。
被害者の名前は、矛゜(ポコ)。
全身に電気を流され、スマホみたいに死んでいた。
日頃からスマホのように明るい人物で、人から恨みを買うような人間ではなかった。
友人には小動物をいじめた話などをしていたという。
この時点で、捜査線にポケモンの可能性が浮上する。

2人目の被害者は、ジョナンの高校の教師。
常に前向きで、生徒から好かれる心優しいバナナだった(当然だが、バナナに名前はない)
彼は全身の皮を剥かれ、中庭に捨てられていた。
警察の到着時はまだ息があったが、ブルーシートや規制テープやらでモタモタしているうちにカラスにめちゃくちゃ突かれて絶命した。
この時点で、捜査線に警察とカラスが浮上する。

3人目の被害者は、ジョナンの恋人であるホタル。
彼女の本名はナンシーだが、その明るい性格と家の電気が止められて懐中電灯で生活していることからホタルと呼ばれていた。
彼女自身もあだ名がシンナーになる前に先手を打ちたかったので納得していた。
1週間前から行方不明になっていたホタルは、無惨にも手足がガンダムになった状態で見つかった。
日頃から人体には限界があると話していたこと、「ナンシー、行きます!」が口癖だったことから警察は自殺と断定。
この時点で、「警察無能で草」というネットの声が大きくなる。

最後の被害者は、毒爪部の部長。
彼もバナナなので名前はない。
現場には争った形跡があり、犯人のものと思われる血痕、皮膚、髪の毛、失神した犯人が残されていた。

ジョナンは推理した。
ポケモン、警察、カラス、ガンダム自殺。
事件の手がかりが、頭の中をぐるぐる回る。
お風呂で考えていたのでその日は寝てしまった。

翌日、テレビをつけると犯人が逮捕されたというニュースが目に飛び込んだ。
ジョナンの熱意と現場に残された本人が逮捕に結びついたのだ。
頭の悪い街に日常が戻る。
犯人は動機について、「ピカァ」と語っている。

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4点確率論のパラテママ
3点うたた寝
4点電脳豆腐
3点スポーツバッグ
2点ねこライト
2点サメVS巨大タコス
4点夜風宿
2点しろねこ
2点ほに
3点ゆうとってゆうとるやん
2点pokopoko
4点寝坊
4点ウッド原動機
2点アガリブル
4点白滝BOX
3点渡利 巣手呂
2点みささぎ
2点相称
2点否定から入るオンザビーチ